今堀登代太郎(能斎)

幕臣今堀能寛の子として生まれ、幕府講武所師範役。鳥羽伏見の戦いでは遊撃隊長として参戦する。徳川家達に従い来静し、駿河藩大番組頭、静岡藩権少参事を務める。
廃藩置県後、講武館道場を開くとともに静岡警察本署御用掛として撃剣を教授する。
明治16年11月、警視庁主催の第2回向ヶ岡弥生社撃剣大会および翌年の第3回弥生社撃剣大会に出場する。
明治31年6月死去、享年69歳。


今堀能介

今堀登代太郎の三男。大正年間まで講武館道場を維持し、静岡警察署、静岡高等学校の剣道師範を勤める。
昭和33年12月死去。

今堀千五百蔵(頑翁)

今堀登代太郎の兄弟。幕府講武所師範役、神陰流。